morocco
  • このチャンネル内の全ての動画
  • travel_essay
  • profile
2008/9/26   Surprise & Tips

行って判った驚きの現地慣習

肌も髪も露出しない女性の身なり

机 美和子(以下 M):
以前にもお書きしたように私は愚かにもモロッコについて何の下準備もなく行ってしまった…(実はどの国へ行くときも先入観を持たないために自分で感じたい為にわざとそうしています)彼には色々とムスリムの慣習について聞かされていましたが、それはあくまで男性から見たもの!では女性から見るとどうだったかというと、、、。まずは服装です。主人に服装は気を付けて!と言われても、ヨーロッパの女性は肌を隠す事なく開放的な装いをしているし、やっと辿り着いた異国の地モロッコで厚着なんてナンセンス?? お洒落は旅する女性の愉しみよ!と思ってそんな忠告を聞かなかったのですが、、、、、。
結論を先に言います。ムスリムの国では肌は隠し、その国を楽しませて頂く!という気持ちを忘れてはいけない、と思いました。
モロッコでは日本人どころか東洋人にさえ滅多に会いません。しかも比較的背の高く骨格のがっちりした私は日本人に見られないから…と安心して西洋風の肌を出した格好をしていました。ところが街に出てカフェに行くとそれはそれは異様な雰囲気で男性がずらりと並んでいて女性はいません。自分の目力が弱いせいか、ジュラバという民族衣装の男衆がジローとこちらを見ているようで怖い気持ちになります!日本人はやはり珍しいせいでしょうか? 田舎に行くと更に視線は強くなり、通りすがりの年配の女性には嫌な顔さえされます。
机 直人(以下 N):
よく考えると彼らの反応には一理あります。ムスリムの国で女性が肌はもちろん髪の毛でさえ公では隠すことが当たり前なのです。かつて日本にも《女性が身体を見せる文化》に席巻される前の時代がありました!明治以前に女性が着物を膝まで捲し上げ肩を出していたら? ちょっと格好悪いだけでなく男性に迷惑な面もあります。つまり見たくもないのに家族でない女性の肌が否応なしに目に入ってくることになります。モロッコ女性は髪の毛でさえ肌の様に隠して生活しているのに、旅行者の女性が自分の国流に膝や腕を出して街を歩いていたらムスリム男性にとっては不快でしょうね。外国人が日本にきて家の中で靴を脱ぐのと同じようにその地の人々の慣習を尊重する当たりまえのことですね。
M:
そういう視線や格好を体験することで、ムスリムの考え方を実地で学ぶ事ができました。次回からはたっぷりとしたスカーフで髪を隠して楽しみたいと思います。そぅ、でも着物やスカーフをまとっていてもムスリムの女性は身体を覆っていてもふとした時に見えるお顔は目がとっても大きく澄んでいて素敵です。女性の私でもどきどきします。それに何でもお家の中ではとても魅力的な装いをしているそうです。その内現地の同世代同性の友達を作ってお家で遊んでみたいですね。
公認ガイドは雇うべし~但し自称に注意

N:
身なりだけでなく現地の人々の慣習を知らない初訪問の場合には政府公認ガイドを雇うことをお勧めします。またフェズやマラケシュの旧市街を効率よくかつ安全に観光することも出来ます。複雑な街並みの見所を知り尽くしていますから楽しさも増しますし、何より現地の住民との不要な摩擦を回避してくれます。アラブ語かフランス語に流暢な人、何度か来たことがあり、現地の友人がいる人、旅の苦労は買ってでもしてみたいと仰る人なら別ですが。幸い公認ガイドの料金には定めがあり、市内案内の場合1日300~400DH程度です。旧市内観光の場合、大抵ガイドさんにお店に連れて行かれる事になりますが高価な物について後でガイドがキック・バックを貰うこともあるようです。これも安心料と考えるべきかも知れません。 一方法外な要求をしてくる自称ガイドも地域によっては後を絶たないようですが公認ガイドの免許提示を求めれば見分けられます。
こまめに洗う習慣

M:
身なり以外にも来てみて初めて知る習慣が他にもありました。かねてから知り合いの公認ガイドさんの先導で旧市街(メディナ)を取材することになりました。せっかくモロッコに来たのですし、バブーシュというスリッパ風の革靴を買いメディナを散策して満喫することにしました。日本からの靴と履き替えさっそく歩いていると、細く、土っぽい道を何とロバ君が並んで歩いています。雨上がりという事もあって道は湿っていて歩くとぺたぺたっという音がし、バブーシュもうすら汚れてきて、何だか気分が悪くなって来ました。革を染色する工場、タンネリという臭いのきつい周辺を歩いていたことも手伝って不潔っぽい気分で一杯です。そんな中でランチの時間が来ました。食べる事も撮影です。メディナの中のレストランは臭います。市場で働いている人の為のいわば日本で言えば市場内の食堂にあたるからでしょうか、仕方がありません。日本の市場でもお魚が臭かったりしますよね!それが異国の国のえたいのしれない料理、そして綺麗とは言えないお食事処...みんなグレーや茶色っぽいお洋服、女性のほとんどいない店内。
ところが!入って驚いたのは、席に着くと店員が手を大きく広げ机を囲みます。『どうしたのかしら?』と思っていると、まあるい小さな机を隈無く丁寧にごしごしと拭いてくれているではありませんか!ムスリムの人たちは清潔にしているのですね。また泊まっているホテルで朝食後部屋から広間に降りてゆくと、厨房やレストランが見え、大晦日でもやらないような大掃除をしています。厨房はともかく、レストランの机と椅子に上からお水をかけて隅々まで洗っているのです。12時のランチに向けてのお掃除でしょう!普通の日でしたから、年に1度のたまたまには思えません。ふだんから心がけているのでしょうね!モスクの前でも足を丁寧に洗っている人々を見かける事もありました。礼拝する前の準備なのでしょうね!、、、
N:
旧市街には独特の臭いや必ずしも美観でないシーンもありますが、身の回りをこまめに洗うという素晴らしい習慣もあるということが現地に行ってみて初めて判りますね。
エステ体験。。。そう!こちらも清潔です。

M:
モロッコと言えば『ハマム』という言葉を聞いた事はあるでしょうか? 私は3年前にモロッコに行った時に初めて知りました。二週間もするともぅ撮影のお付き合いに飽きてしまい『ハマム』に行こう!と思いました。とは言っても飛び込みでしかも私1人で行くのはとても不安です。数年前にフランスのブルターニュに1週間滞在してタラソテラピーを受けた時もフランス語が伝わらず苦労した事がよみがえってきます。ここはモロッコでアラビア語やベルベル語です!と思っていると泊まっているホテルにもハマムがある事が分かり体験してみる事にしました。撮影陣と分かれての単独行動は初めてだったと思います。施設がある姉妹ホテルまで専属の年配の番人さんに先導されて迷路のようなメディナの中を歩いて行きます!
movie
心の中で『え~大丈夫かな~?』『いつになったら到着するのかしらぁ?』と土混じりの路を歩いて行きます。暫くすると、丁寧に手で看板を指して『ここですよ!』と合図をしたかと思うと番人さんは私を紹介し何処かへ行ってしまいました。『帰りはどうしたらいいの?』まぁ方向感覚には自信があるので大丈夫でしょう!と気持ちを静め内部へ通されました。
まずはエステと同じように用意された下着とバスローブに着替えサウナの様な場所に!そして横になり待っていると、やがて可愛らしいお姉さんが来て身体中を洗ってくれます!場所を移り大理石の様な熱いベッドに横たわりまたアワアワになるように洗い、垢擦りが始まります。スベスベして何度もベッドから落ちそうになるので、必死で滑らないように頑張っていました!これだけ湿気、たっぷりのお湯を使っているのに、カビ一つないどころか、ベッドを横になる前も終わっても綺麗に隅々まで洗います。これを見てすっかりモロッコという国のファン!!!になってしまいました。最後に薔薇のオイルで全身をマッサージしてもらうと、もう体中がつるつるです。あ~気持ちが良かったわ!っと思って別室に通されると、何とこれからが本格的なマッサージでした!もぅ十分満足していたのにびっくりです!こちらは普通のマッサージ・ルームで女性も西洋風の制服です。
併せて2時間余りもやってもらい、すっかり満足して最後にちょっとしたお菓子とお茶を出して頂きましたが、ナツメや何かの実の様なとても健康的なもの!その時ほっとしていた私の目に見える窓の外の風景はリゾート感たっぷりの海の景色でもなく森林浴でもなく、砂漠の様な乾いた山の景色で忘れられません。ここでも、また異文化を楽しむ事ができました。ふ~。番人さんとは一言も会話を交わしませんでしたが、きりっとしたお顔の中に優しさがありました。実はホテルで一番古い方だった様です。そんな経緯もあって最初は怖かったアラブ圏での初エステでしたがすっかりお気に入りになってしましました。
N:
次回は僕もマッサージ受けたいけれどトルコのハマムで大男のごしごしは骨が折れるほど強くて怖かったなあ、、、
2008/7/11   Design

埋め尽すデザインとハッとする色

机 美和子(以下 M):
モロッコの街を歩いていると、はっとするような鮮やかな色が目に飛び込んできます!アフリカ人の装いはカラフルですよね。決して先進国でないと思っていたのにどうしてこの国にここまでの鮮やかで華麗な色が出せるのでしょうか!街の建物全般は老朽化していたり、砂が舞っているせいかあまり綺麗に見えませんでしたが歴史的建造物のモザイクは、自分がジュエリーの透かし柄を作るのが好きなせいもあり、とても素敵です。中でも一番とりつかれてしまいそうになったのはカサブランカのグラン・モスクの中です。初めてみた時の感動は忘れられません。内部のシャンデリア・絨毯などもすべて繊細で素敵です。暫く動かずにじっとしていたかったです。



机 直人(以下 N):
北アフリカを含めたアラブ圏を歩いていると公共の場、モスク(集団礼拝所)、ミナレット(礼拝の呼びかけの尖塔)、マドラサ(神学校)などに施された装飾に目を奪われる。アラベスクといわれる幾何学的で緻密な装飾はまるで競って隙間を埋めるかのよう。威圧的にも見え、何故ここまでするのか?を知りたくなり調べてみると、、、、、アラビア半島の片隅から登場し7世紀から破竹の勢いで領土を拡大したイスラム勢力が征服した中近東地域は、文化的には先進地域で宗教的にはキリスト教が400年以上根付いた地域だった。 イスラム勢力は、軍事的に征服した被支配層をイスラム教に改宗させて支配を安定させる為にキリスト教の教会建築を凌駕する荘厳な宗教建築が必要だった。またイスラム教では人の顔を描くことは偶像崇拝禁止の戒律を犯すことになるので、創造のエネルギーはいきおい緻密な装飾デザインへ向かつた。



M:
旅の移動中はまるで次から次へと目の前を通り過ぎる出来事やものの意味合いや歴史を知りたくなります。教えてもらうと『なるほど...』と思うばかりです。きっとデザインはイスラム教徒の自己表現のようなものだったのでしょうね! 宗教にせよ熱い思いは人を素晴らしい芸術家にしてしまうのでしょうか?



N:
他には織物・陶器・木工などのデザインも同じ理由で緻密で印象的ですが特に目を惹いたのは金銀細工の緻密さとユニークさだ。虫眼鏡で見ねばならないほど細かい装飾は根気を伴う手作業の精華だ。ユニークなデザインで絢爛なネックレスの作り手はベルベル人だ。彼らにとって宝飾品は女系で相続する貴重な動産で、蓄財、呪術による護身、出自を示す紋章という複数の役目を持った。一方緻密な宝飾品はユダヤ人の技だ。ヨーロッパのキリスト教諸国は中世の宗教的熱狂に駆られて多くのユダヤ人を迫害し公職追放や国外追放とした。それと対照的に迫害されたユダヤ人を差別することなく受け容れたのはトルコやモロッコなどのイスラム教国だった。特にモロッコのフェスには対岸のスペインから15世紀末に追放され優秀な銀細工等の技術を持った手工業者が移住した。知り合いのフェスの名士は『ユダヤ人がモロッコの文化のに残した功績は大きい。その豊かさの源の一つだ』と公言する。  ここで判るのは現代人が持ちがちなイメージ『イスラム教徒は他宗教に排他的』が間違っていること。実は元来イスラム国家の中でユダヤ教徒やキリスト教徒は寛容に地位を与えられ、3者は共存して来た。ところが19世紀以降の西欧と東欧でキリスト教徒がユダヤ人を迫害し、迫害されたが」財力を蓄えていたユダヤ人が故郷再建運動と言う形でアラブ人の地に割り込んできたことにある。



M:
ジュエリーといえば紀元前には既に一通りの技術があったと伝えられています。今でも機械化が進む中、特に先進国では人の手も技術も退化しているという事も耳にします。もちろん素晴らしい職人さんもいらっしゃいますが。私にとって印象的だったのはファティマの手といわれる手のひらのモティーフです。初めは何だか恐いような気がしましたが、ジュエリー以外にもシールになって車に貼ってあったりして『ストップ!』という意味かな?なんて思っていましたが、魔除けの意味だそうですね!私も何か創ってみたいな!


2008/6/4   Shopping

Beautiful Goods

机 美和子:
モロッコと言えば、フランス人好きしそうな物が多々ありそうですよね!はいっ! 確かにあります。
でも私は異国の建造物や見たことのない風景に圧倒されてショッピング所ではなかったように思います。
そんな中、モロッコ滞在が三週間にもなるとさすがにモダンな何かが恋しくなります。Fezに入ったときには遅ればせながら旧市街ばかりに宿泊し行動していた事に気がつき、新市街に普通の生活の場を見に行って見ました。

『モロッコにブランド・ショップが連なるブティック街があったらまた素敵でしょうね!』と期待を膨らませタクシーで走ったり、いろいろと道を歩いて見たけれど、無いようです。思い返して見ればここに来るまでの道中で 国境を越えてスペイン領のセウタという街で近代的なブランドショップを久しぶりに見て嬉しくなり、たった1時間でしたが走り回って洋服を調達したのが懐しいです。そう!私が知っている限りブランド・ショップはモロッコには無いようです。きっとフランス人など西洋人はモロッコにエキゾチックな物を求めてきているからでしょうかなという気がします。ブランドの出番なし、といった所でしょうか。自分は別の意味で 買い物をする余裕がなかったと思います。きっと初めての地で緊張と不安に包まれていたからでしょう。これは帰国後この文を書き始めて気がつきました。

なのでブランド系以外のものについて書きたいと思います。
目はついつい見事な建物の装飾につい行ってしまいますが、これは他のコラムで。。。
そう、目が行くのは色とりどりなバブーシュ!日本のスリッパのような物なのですが、とても革が柔らかく色彩も豊かです。あと大きなかごのバック、石けんや日用品でしょうか!革製品で言うとバックもとても安くて素敵です。
お買いもの最中にフランス人の方がいっぱい買っているので、びっくりした顔をしていると『プロバンスで売るんだよ!』と買付されているらしく誇らしげです。モロッコ雑貨のショップを営まれているのでしょうね!ただ物によっては見た目が良くとも臭いが強烈で日本で使えないこともあり要注意ですね。タネリーという革なめし/染色工場の入口で強烈な匂いにたじろぎ入れませんでした。後で訊いたらなんとロバ君や豚君の排泄物でした。
そして目を外せないのがジュラバです。ジュラバはモロッコ人の正装です。
音楽祭などに行くととっても煌びやかでエレガントです。オーダーで作ってくれるところもあり沢山の生地が並んでいたりもします。女性は肌を見せてはいけない!というムスリムの決め事を守る為でしょうか、たっぷりの生地に身を包みとっても素敵です。私もこういうのが着たかったですが、モロッコの通貨感覚に慣れきってしまった私はとても高く感じ日本に帰国しても着る機会が少ないので一つだけ薄いタイプの物を買いました。これは男女共用でしかも正装にもなるだそうです。早速着ていて起こったハプニングですが、シャウエンという街の高台を歩いていたら いきなり、砂がいっぱい混じった突風です。目の中にその砂が入り、一ヶ月間くらい目が充血していました。この時、ジュラバを着ていたのですが、着ていなかったらもっと大変な事になっていたでしょう。身をもって体験してしまいましたが、砂漠や乾燥した地帯にはとても便利なジュラバ。。。昔の人はこんな事も想定して作られたのですね!実は帰国後モロッコ関連のパーテイなどでこういった民族衣装を着てゆく愉しさがあり、帰国後もモロッコ気分が味わえることが判りました。



机 直人:
値段交渉には国民性が出ます。アラブ圏でもあるせいかモロッコには根っからの商人が多く、市場では立ち止まるとすぐ店員が声を掛けて〈値段交渉〉が始まります。ハードな値段交渉は日本では嫌がられますがモロッコでは反対にこちらが粘り強く巧みなほど店員は敬意をます。逆にあっさり要求を呑んだりすると軽蔑する顔をします。さて交渉のこつは店員の言い値の1/10位から始めて相手が『馬鹿にするな』という顔をしたらこちらも迷わず立ち去ること。そうすれば十中八九店員は追いかけて来ます。
そこで再交渉を始め最初の言い値の1/4辺りで折り合えば上出来で、半分で買わされたら高値掴みと言えます。こういった駆け引きは疲れるので避けたいと思う方は公営の伝統工芸館で買うことをお薦めします。国が敷地を提供し家賃設定も安いせいか、価格が透明で、声を掛けられることも駆け引きもなく、市場の言い値の1/3程度で買えます。大抵空いているので落ち着いて買い物が出来ます。 
           
さて数多ある手工芸品の中で自分が惹かれるのは絨毯・楽器・銀製品の3つです。
アラブ世界によくあることですがモロッコにも各民族の絨毯が有ります。アラブ系の絨毯は花柄模様やアラビア文字を線対称に配し洗練されたデザインが魅力。一方ベルベル系の絨毯は模様が部族ごとに異なり、総じて単色にミステリアスな絵文字を連想させる素朴な味わいが魅力。
モロッコの音楽の豊かさ(アラブ、ベルベル、サハラ以南)を反映して楽器も多彩でエキゾチックです。銀製品は歴史的にモロッコに定住したユダヤ人が金銀の加工に勤しんだこともあり精緻な手造りが見事で見ているとどんどん引き込まれていきます。


2008/5/14   Stay

宿は迷わずリアドへ!

机 直人(以下 N):
モロッコに行ったら是非一般的なホテルではなくRiadへ!泊まって見てください。地元の富豪の邸宅などだったものを宿泊施設に転用したもので少ない数の部屋は一つして同じ形はなく同じ調度品もない。また一階等の共有空間もゆったりと造られ本当に寛げる。『まるで友人のお家に泊めて貰ったような気がするよ』



机 美和子(以下 M):
との言葉に大のhotel life好きの私にとっては少し不安を残しながらも、『そうなのかしら?』といちおう納得しインターネットでRiadを探し始めると、『えっ???これがホテル?なの?』と思うような、アラビアっぽさが怪しげな画像にみえます。
パリやヴェニスの様に情報はいっぱいありませんし、フランス語やアラビア語なので、選ぶのに苦労しました。でも探している内にすっかり愉しくなって来てしまいホームページに穴が空いてしま様程に見入ってしまいました。



N:さてそうして選んだRiadの中で泊まってみたいくつかの中で一番気に入ったのがフェズのメゾン・ブルーだったね。


M:そう、迷路のような旧市街でホテルを探し中々見つからない中、ようやく着いて、ホテルと分からないような入り口を入ると、中はとても雰囲気のある空間です。そしてお部屋に案内されるととっても贅沢な空間!入口の部屋には沢山の書籍、シガーが並べられバックギャモンなども置いてあり遊び心に満ちたスペースです。そこを抜けたベットルームは広々と優雅で中世のお城に住むお姫様になった様です。これだけでも十分なのに、なにやら奥にまだお部屋があるようです。半信半疑でドアを開けるとそこはメイドさんのお部屋?と思うような広いクローゼット!きっといっぱいの荷物を持って長期滞在するのでしょうね!


N:各部屋は西洋の最高級スイートを上回るスケールだ。共有部分である中庭は3階まで続く吹き抜けでその床・壁に敷き詰められたタイルは精緻を極めます。
『ホテルと言うより美術館の様だね』



M:『そうね!私は日本の旅館の様に思うわ? どこの国の高級ホテルも素敵だけど同じ様じゃない?でも旅館はそれぞれの顔を持つていると思わない? 』 旅館もRiadも経営者の好みが出ているのでしょう。 例えば骨董的の様な調度品や家具もオーナーが自分の好みで選んだものが多いのでしょう。


N:さて夕方になるとこの贅沢な空間がレストランに変身します。しかも心憎いことに毎晩違うジャンルのモロッコ音楽のライブが繰り広げられます。ほんの10部屋足らずの泊まり客の晩餐のもてなしに広間で演奏してくれる一流の演奏家達。これぞ究極の音の贅沢!


M:そんな豪華なひとときを自分の部屋から見下ろすことができたのも思いもよらない嬉しいハプニングでした。見下ろせる部屋は2つくらいだけだったので、、、、、、。


N:こんなに完成度が高い宿では得てしてボーイさんもプライドが高く、サービス過剰や傲慢になりがちですがリヤドの場合そうした所は微塵もなく、荷物を運んでくれたボーイさんが自分の名前とはもちろん、好みまで覚えてくれて本来これがサービスだと教えてくれる。


M:女性への対応もとても丁寧でお嬢様(マダム?)になったような気分にさせてくれます。さて翌朝はアラビアの雰囲気たっぷりの昨夜とは一転して、、、、、。 朝日が木漏れ日から差し込むお部屋に付いている大きなテラスで、、、、、。清々しい空気に接しながら小鳥たちと朝食です。『昨晩はここにテラスがあるなんて気が付かなかったわね!』またまた嬉しいハプニングでした。


N:以上で判るように西洋の高級ホテルに欠けている本当のもてなしがRiadにはあります。泊まってみたら西洋の5★とか6★とかの数段上を行く!と誰もが感じるのではないでしょうか?



La Maison Bleue
2, Place de L'Istiqlal
Batha 30.000 Fes Morocco.
TEL : 212 35 636052
FAX : 212 35 740686
http://www.maisonbleue.com