机 直人(以下 N):
モロッコに行ったら是非一般的なホテルではなくRiadへ!泊まって見てください。地元の富豪の邸宅などだったものを宿泊施設に転用したもので少ない数の部屋は一つして同じ形はなく同じ調度品もない。また一階等の共有空間もゆったりと造られ本当に寛げる。『まるで友人のお家に泊めて貰ったような気がするよ』
机 美和子(以下 M):
との言葉に大のhotel life好きの私にとっては少し不安を残しながらも、『そうなのかしら?』といちおう納得しインターネットでRiadを探し始めると、『えっ???これがホテル?なの?』と思うような、アラビアっぽさが怪しげな画像にみえます。
パリやヴェニスの様に情報はいっぱいありませんし、フランス語やアラビア語なので、選ぶのに苦労しました。でも探している内にすっかり愉しくなって来てしまいホームページに穴が空いてしま様程に見入ってしまいました。
N:さてそうして選んだRiadの中で泊まってみたいくつかの中で一番気に入ったのがフェズのメゾン・ブルーだったね。
M:そう、迷路のような旧市街でホテルを探し中々見つからない中、ようやく着いて、ホテルと分からないような入り口を入ると、中はとても雰囲気のある空間です。そしてお部屋に案内されるととっても贅沢な空間!入口の部屋には沢山の書籍、シガーが並べられバックギャモンなども置いてあり遊び心に満ちたスペースです。そこを抜けたベットルームは広々と優雅で中世のお城に住むお姫様になった様です。これだけでも十分なのに、なにやら奥にまだお部屋があるようです。半信半疑でドアを開けるとそこはメイドさんのお部屋?と思うような広いクローゼット!きっといっぱいの荷物を持って長期滞在するのでしょうね!
N:各部屋は西洋の最高級スイートを上回るスケールだ。共有部分である中庭は3階まで続く吹き抜けでその床・壁に敷き詰められたタイルは精緻を極めます。
『ホテルと言うより美術館の様だね』
M:『そうね!私は日本の旅館の様に思うわ? どこの国の高級ホテルも素敵だけど同じ様じゃない?でも旅館はそれぞれの顔を持つていると思わない? 』 旅館もRiadも経営者の好みが出ているのでしょう。 例えば骨董的の様な調度品や家具もオーナーが自分の好みで選んだものが多いのでしょう。
N:さて夕方になるとこの贅沢な空間がレストランに変身します。しかも心憎いことに毎晩違うジャンルのモロッコ音楽のライブが繰り広げられます。ほんの10部屋足らずの泊まり客の晩餐のもてなしに広間で演奏してくれる一流の演奏家達。これぞ究極の音の贅沢!
M:そんな豪華なひとときを自分の部屋から見下ろすことができたのも思いもよらない嬉しいハプニングでした。見下ろせる部屋は2つくらいだけだったので、、、、、、。
N:こんなに完成度が高い宿では得てしてボーイさんもプライドが高く、サービス過剰や傲慢になりがちですがリヤドの場合そうした所は微塵もなく、荷物を運んでくれたボーイさんが自分の名前とはもちろん、好みまで覚えてくれて本来これがサービスだと教えてくれる。
M:女性への対応もとても丁寧でお嬢様(マダム?)になったような気分にさせてくれます。さて翌朝はアラビアの雰囲気たっぷりの昨夜とは一転して、、、、、。 朝日が木漏れ日から差し込むお部屋に付いている大きなテラスで、、、、、。清々しい空気に接しながら小鳥たちと朝食です。『昨晩はここにテラスがあるなんて気が付かなかったわね!』またまた嬉しいハプニングでした。
N:以上で判るように西洋の高級ホテルに欠けている本当のもてなしがRiadにはあります。泊まってみたら西洋の5★とか6★とかの数段上を行く!と誰もが感じるのではないでしょうか?
La Maison Bleue
2, Place de L'Istiqlal
Batha 30.000 Fes Morocco.
TEL : 212 35 636052
FAX : 212 35 740686
http://www.maisonbleue.com